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手作り家具と薪ストーブの暖かい民家
建て替え時期の住宅が続く住宅街の一角に、黒いガルバニウム鋼板の外壁とブラウンの木製建具がなじみ、モダンすぎずに周囲と馴染む。
ものづくりが趣味でもあり、家づくりの過程を楽しみたい建主の要望どおりの家が出来上がった。
1階には個室と浴室を配置し、2階はゆったりとしたリビングをプランニングする。
内部壁はすべてワラスサ入り漆喰仕上げ、床はカラマツ材フローリングにオモスカラーで仕上げた。
以前はここには、暗くて寒さ厳しい家があり、希望通りの、どこか施主の手の跡の感じられる暖かい明るい家となった。
家具職人の次男さんとキッチンをはじめ、テーブル・テレビラックなど次々製作する。
リビングには施主の趣味であるオーディオづくりを生かし、リビングに合わせてつくったオーディオからの音楽を聴く楽しみ。
薪ストーブを中心に暖かい贅沢なひととき。
モダンなイメージの中にも、手作り家具の木の温もりが、古民家を思わせる。
黒いガルバリウム鋼板の外観
周囲と馴染むデザインが外観上の建主の要望。
黒いガルバリウム鋼板の外壁と玄関周りの木製建具がマッチしてモダンすぎず自然と周囲になじむデザイン。
2階リビング 採光の工夫
西側は壁の上にトップライト、南はハイサイドライト、そしてベランダからの採光。
明るさにこだわった設計。暖かいリビングを演出する薪ストーブ を中心に、安らぎの空間に。
2階リビング
建築面積12坪と大きい空間ではないが、傾斜天井やワラスサ入りの左官仕上げなど、居心地を良くする工夫が組み合わされている。
2階キッチン
建主と家具職人次男の力作のキッチンは、大きなステンレスワークトップが特徴。
突き当たりのスペースは建主の趣味である自作オーディオで、薪ストーブの炎を眺めながら音楽を聴くことが1番の贅沢な時間。リビングを趣味の空間にも。
テーブルやテレビラックも2建主と次男が2人で相談しながら製作した。
光溢れるテラス
リビングからテラスをみる。
1階玄関
内部壁はすべてワラスサ入り漆喰仕上げ、床はカラマツ材フローリングにオモスカラーで仕上げている。
エントランスには浴室と共通の玄晶石が貼られ、落ち着いた雰囲気。