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住まいと空き地が緩やかに繋がった空間

東京の郊外、多摩川がほど近くに流れる地域に建つ若い夫婦と子供の住まい。
建物の周囲は昔ながらの農道の名残で曲がりくねった道がある。そしてそれに沿った様々な外観のものや大きな庭を持った住まいなど多彩なものを受け入れるおおらかさを感じる環境があった。

敷地は建蔽率40%となっており、残りの60%を占める空き地をいかに生かすかという設計がなされた。
4つの空き地を設け、それに応答するように外壁の開口部や角度、仕上げを決めていった。

こうして建てられた住まいの輪郭はおのずと空き地の性格とその延長上が引き込まれたものとなった。
空き地を埋め込むかのようにリビングやダイニング、寝室を配置。その隙間に階段部分や家具を置いた。
これらの家具を用いて各々の部屋に独立性を持たせ、それぞれの仕上げにロジックはない。
それこそが、これからの生活や取り入れられる雑貨を受け入れられる、将来性をも持たせることが出来る住まいとなった。

この街独特の「道と空き地から敷地が決まり、建物が決まる」ように、この住まいも60%の空き地から居住空間を派生させたことで、住まいと空き地がおおらかに繋がり街並みと融合したものとなった。

西側外観

玄関側の外観。左の隣家の庭に連続させるように建物をセットバック。
ガリバリウム鋼板中波を基本とした外壁の建物を、空き地で囲い込む形で折れ曲がるように設計。
居室と一体化したような空地の周りは、漆喰仕上げとなっている。

リビングと写真左玄関は、緩やかに折り曲がるような収納壁によって区切られている。
キッチンと玄関はこの収納壁によって隔てられつつも行き来出来るよう設計。
リビング左の空地に対する開口部は高1500mmとし、隣家の庭との意識を持たせた。

玄関とリビングを見る

写真左は玄関から空き地を経て前面道路。
玄関から折れ曲がるように繋がるリビングが印象的。
通風と採光を取り入れるために、リビングと客間の間には有孔合板を使用した。

ダイニングからリビングを見る

DKのフローリングは、東西面の壁と平行に貼っている。
つくり付けの家具と共にそれぞれの役割に意識を感じる。
壁や天井の仕上げも白塗装、シナ合板、MDFを用いて要素ごとにアクセントを持たせた。、

階段室

階段室の吹き抜けを見上げる。
建物に生かされた、多彩な素材が折り重なりあう面が洗練的な印象。

2階本棚

2階ホールの本棚。本だけではなく段ボールを入れても納まる奥行き300mm、高さ320mmとしている。
ランバーコアの小口を敢えて見せることで、雑多なものも馴染むような工夫が意図されている。

南側外観

建物手前の駐車スペースをアスファルト舗装とし、道路や街との境界に曖昧さを持たせて引き込ませている。

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ユーザー

畠中啓祐建築設計スタジオ
東京都 建築家

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