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太宰府の三角屋根ーどこか懐かしくて、しかし新しい風景。 太宰府という歴史的地域に感じられるおおらかな時間の流れ、歴史的仏閣と、周囲を覆う豊かな木々や山々。太宰府の恵まれた自然と歴史と文化に囲まれた中、史跡地区のため、将来的にも周辺に建築物が建たない敷地環境です。 この歴史の地に代々住まわれる施主は、「太宰府に住む」ことに並々ならぬ思い入れを持たれていました。 老朽化した既存家屋の建替えに際し、「太宰府になじむ家としたい」「父が好きだった門を残したい」「既存の庭を活かしたい」、というのが施主の要望です。 施主と私たちは、深い庇を持つ片勾配屋根により、周辺景観および庭園・門との調停を図りながら、同時に強い対比を持ち込むことで、この恵まれた自然環境をさらに際立たせる事としました。 カーポーチとなるミニマルな三角形のキャンチレバーと、既存の門・庭園の対比。間に介在する移築した真竹。キャンチレバーの下に連なって見える山並み。三角形のガラス妻面が、昼は周りの風景を映し出し、夜はぼんぼりのように柔らかく光って周囲を照らす、どこか懐かしくて、しかし新しい風景。 シラス壁の1階外壁。庭に面した深い庇、フルオープンする大ガラス戸、簾の様な風合いの雨戸兼用網戸の開閉操作の融通性。自然に対して開放的な伝統的日本家屋の在り方を強く意識すると同時に、スリット状のトップライトにより、室内の奥まで自然光を採り入れ、明るく浮遊感のある空間としました。 OMソーラーシステムや天然木質材料・調湿材料の使用を含め、人に優しくパッシブで空気感の良い室内環境をめざしました。
更新日時 2014年03月28日
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上窪哲也建築計画事務所 福岡県 建築家
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