1階のLDKは間仕切りのない広々としたワンルーム。
大きな窓の外にはウッドデッキを介して庭が広がり、外との一体感がある。
2階とは吹き抜けでつながっており、明るく開放的な空間。
空間の真ん中に、黄色のキッチンがオブジェのように配置されている。

「古い家具や雑貨が好き」という建て主ご夫婦。
天井は構造材表しに、床には木材をやすりなどで磨いて木目を浮き出す「うづくり」を採用。
素材感のある味わい深い空間となっている。

ユーズドの北欧家具やイギリス製のシャンデリアが、シンプルで素朴な空間にマッチする。

風で揺らぐカーテンの向こうにはウッドデッキと広い庭が広がる。

窓を開け放すと、内と外との境界線が曖昧になり、さらに開放的に。

トップライトから自然光が差し込み、昼間は照明が要らないほど明るいキッチン。
家族がほっと安らげるようにと、アクセントカラーに黄色を選んだ。
天板に白いタイルを貼ったのは、奥様が最もこだわった点。
勝手口の脇に食品やキッチンツールなどを置く収納スペースを設けたので、キッチンには物が少なくすっきりとしている。

ひと続きのLDKの真ん中にどんと設けられたキッチンの作業台。
天板には人工大理石を使用、広々とした作業スペースは、子供たちと一緒に料理をするのに最適。
将来はここでパン教室を開くのが、奥様の夢なのだそう。

ユニークな形の開口の向こうに2階へと向かう階段が。

柱を無くして空間を有効活用するために、中心をくり抜いた独特な形の螺旋階段を考案した。

2階には夫婦の寝室と、その両側に子供部屋がある。

小さいながら窓から差し込む光で明るく、プライバシーも確保された空間。

アンティークな雰囲気のパウダールーム。

洗面台はインターネットオークションで手に入れた。

白の外壁に映えるブルーのドアは、イギリスで実際に使われていたユーズド品。

湿度などの違いからか、季節によって鍵がかかりにくくなるのも味のひとつ。

外塀には、アーティストが描いた壁画が。

白く塗装された杉板張りの、シンプルで素朴な箱型の住宅。
LDKの大きな窓の外には白いウッドデッキを介して広い芝生の庭が広がる。
庭には家庭菜園や石窯があり、休日は庭で手作りピザパーティーを楽しむことも。