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投稿記事
約90㎡のマンションのリフォーム計画です。
住戸に対して3面ぐるりと広いバルコニーが取り巻き、最上階であることの見晴らしと併せて、面積以上の広がりを感じます。
一方では、住戸内には動かすことのできない、上下階とつながる大きな柱状の構造体(ダクトスペース)が3つあり、今回のフルリノベーションでは、それらを上手く間取りに取り込みながら、玄関から続く広くのびやかなリビングダイニングと、機能的にぎゅっとまとめたキッチンなど水廻り、コンパクトな個室という、メリハリのある空間構成となっています。
動かせいダクトスペースの大きなボリュームを逆手に、敢えて大谷石仕上げとすることでオブジェのようなその存在感は、広い空間にさらに奥行き感じさせます。また出入りがしにくく視覚的な障害にもなっていた既存窓下の30cmほどの立ち上がりには、連続性を持たせるために大谷石のステップを設えました。
リフォーム前からお持ちになっていた素敵なビンテージの家具が馴染むよう、白い壁ではなく、ノイズ「斑」・素材感のある仕上げで、場所や材料ごとテクスチャーの違うものを丁寧に組み合わせました。動かせないコンクリートの壁には「大谷石」、梁形には「化粧せっこうボード」、壁や天井に「ジョリパット」、床には節のあるフローリング。「斑」の種類や大きさは違いますが、色調をグレイッシュに統一することにより、家具などの調度品と空間がうまくまとまっています。落ち着いた空間の中にも、子供室やキッチン壁などには、遊び心のあるタイルやクロスをアクセントに。
ブラインドからは柔らかな光が、西窓に設えたウッドシャッターからは美しい光の模様が差し込み、日々や季節を通していろいろな景色・表情を見せてくれます。
株式会社アオイデザイン aoydesign 神奈川県 建築家
- 白
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リゾート気分を味わえるフレンチテイストな部屋
築13年の戸建を白を基調に開放感ある空間へとリノベーション。 以前旅行で訪れたパリやプロヴァンス地方の雰囲気のようなお住まいにしたいと希望。 小さく区切られた部屋の間取りを、ワンルームのLDKに。 リビングを吹き抜けにすることでより開放的な空間へと生まれ変わった。 内装は白をメインに、無垢材や珪藻土など自然素材を使用。 タイルやアイアンをプラスすることでアンティークな雰囲気も感じられ、リゾート感あふれる演出に。 これまで愛用されてきた家具をそのまま使えるようにデザインと間取りを考え、まさにゆったりとした大人のフレンチテイスト住宅が完成した。
株式会社スタイル工房 東京都 リフォーム・リノベーション
印象的なほどに白く
都市郊外の住宅街に建ちます。限りある敷地と予算の中で、施主の求めているものはどこまでも美しく、無駄なものをそぎ落とした、潔い空間でした。我々はそれに答えるべく、要素をひとつひとつ丁寧に取り除き、障子による美しい間接光とトップライトから降り注ぐ印象的な光が、白い空間に彫塑的な陰影を創り出すインテリアを提案しました。 終日、ゆっくりと変化してゆくひかりと陰影は、美しく生活風景を彩ります。
大町の家
敷地は南に緩い傾斜のある、神戸らしい住宅地の一角にあります。クライアントは周辺との相互のプライバシーを特に気にされた為、大きな開口を周囲に直接開く事は避けた計画です。LDKの大開口はバルコニーの壁が3階まで上がり、道路から伺う事は出来ません。 外観の特徴となっている斜めの壁は、1階部分で駐車場、2階部分でバルコニーを確保し、2階から光を1階にもたらします。 3階は子供部屋が2室あり、1・2階と異なり四方に横長の窓が連続する開放的な空間です。 開口の有り方に変化を持たせ、各階に特徴のある空間が出来上がっています。
川添純一郎建築設計事務所 兵庫県 建築家